辰巳天中殺(空亡)とは?
算命学における「天中殺(てんちゅうさつ)」とは、天と地の気が噛み合わず、宿命のバランスが一時的に外れる期間を指します。これは決して「悪運」ではなく、目に見えない力の流れが変わる“無意識の領域”に触れる時期です。十二支ごとに2年ずつの組み合わせがあり、「辰巳天中殺」はその中でも“未来の先取り”を象徴するタイプです。
辰巳(たつみ)は、東南の方位に位置し、春から夏へと移り変わる境目の象徴。陽の気が高まり、物事が発展・拡大していく時期を意味します。したがって、辰巳天中殺の人は常に「変化の波」を敏感に察知し、新しい流れを創る役割を担っています。理想や夢を先に描き、現実が後からついてくる──いわば“先見性と直感力”を持つ宿命です。
一方で、地に足をつけることが課題になりやすく、現実とのズレが生じると空回りしやすい傾向もあります。そのため、辰巳天中殺の人は「時代の一歩先を生きる存在」でありながら、「足場を固める努力」が運命を輝かせる鍵となります。
天中殺(空亡)は恐れるものではなく、内面を見つめ直し、魂の方向性を再調整するための大切な“天の空白期間”なのです。
↓↓あなたの人生を算命学で占います↓↓