相性占い

算命学で占う2人の恋愛相性・結婚相性・運命

相性占いとは、人と人との相性を占う方法の一つであり、特に恋愛や結婚においてその関係がどれだけうまくいくかを知るために利用されます。その人物の生年月日や姓名、星座や血液型をもとに、2人の相性を読み解き、性格や生まれ持った本質が合うかどうかを見るのです。

また、相手の本音や今後2人が迎える恋の進展、どんな時期に重要な転機が訪れるのかまで読み解くことができるのです。お互いの特性が似ており、価値観が共有できる相手が「相性が良い人物」と言えますが、噛み合わない部分が多い相手とは寧ろ互いに欠けている要素を補い合うことができる相性だと捉えることができるため、一概に「相性が悪い人物」とは言えないでしょう。

相性の良い相手とは、共通の趣味を持っていたり、考え方が似ていたり、食の好みが似通っているといった様々な特徴が挙げられます。相性の良い相手と過ごすとありのままの自分でいられたり、一緒にいて落ち着く、という感覚を覚えます。
真に相性が良い相手を見極めるには、互いの内面を知る事が大切です。本音でコミュニケーションをとることを心がけたり、友人も交えて一緒に出かけてみるなど、相手の考え方やひととなりが分かりやすい状況に飛び込んでみると良いでしょう。

算命学で相性を占う方法は、大きく分けて「陽占」と「陰占」の2つがあります。どちらも自分と相手の生年月日をもとに鑑定を行いますが、「陽占」では人体を模した「人体図」に星を配置し、その組み合わせを見ることで相性を占います。一方「陰占」では、命式を作成し、それぞれの要素の性質と相性を読み解くことで、お互いの相性を占うことができます。

相性占いにおいて、算命学はその人物の生まれた年・月・日の3つの要素を見るのに対し、四柱推命では生まれた時間も重要になってきます。
年柱・月柱・日柱・時柱の4つの要素から構成される1つの命式を用いて占うことから、四柱推命と呼ばれているのです。

四柱推命ではその人の本質や生まれ持った性格を詳しく占うことができます。一方算命学では、「陽占」「陰占」の2つの命式を用いてその人を分析するため、多角的な視点で占うことができます。

2つの命式からそれぞれどんな性質を持っているのかを調べることで、さまざまな部分の相性を占うことができたり、複雑に絡み合う運命や2人の今後の展開を読み解くことができるのです。

算命学の陰占では、自分と相手の生まれた年・月・日をもとに命式を作り、2人の生まれた日の十干である「日柱天干」の五行同士の関係から相性を調べます。2人の五行同士の関係が相生(そうじょう)・相克(そうこく)・比和(ひわ)のうちのどれに当たるのかによって、どんな相性を持っているかがわかります。

相生はエネルギーが無理なく流れる状態を指し、エネルギーを与えられた側は自分の持つ性質を強めていくことができます。

相克、エネルギーが衝突する関係性で、お互いに刺激を与え成長していくことができます。

比和は、同じ性質のエネルギーを持つ者同士の関係を指し、穏やかな協調関係を築くことができます。

また、お互いの日柱天干同士が強い結びつきを持っている干合(かんごう)の組み合わせになっているかどうかも、2人の相性を知る上で重要な要素となります。

算命学の陽占を見る相性占いでは、自分と相手の人体図を用いて相性を調べます。

「主星」である頭・胸・腹・右手・左手の5か所と、「従星」である左肩・左足・右足の3か所から読み取れる性格や特徴から、2人の歩む運命や相性、お互いにどのような影響を与えるかを占うことができるのです。例えば友人相性や恋人相性を知りたい場合は左手、結婚相性を知りたい場合は右手…といったように、どんな相性を占いたいかで命式で参照する部分が異なっています。

算命学の陽占で2人の相性を占う際は、人体図の中の自分と相手の胸にあたる部分…つまり中心星に注目して判断していきます。

中心星は、10種類あり、貫索星・石門星・鳳閣星・調舒星・禄存星・司禄星・車騎星・牽牛星・龍高星・玉堂星のどの要素を持っているかや、お互いの中心星の関係や組み合わせを見て相性を占うのです。

中心星同士の相性が大吉となる組み合わせは、「貫索星×司禄星」「石門星×車騎星」「鳳閣星×牽牛星」「調舒星×龍高星」「禄存星×玉堂星」「司禄星×貫索星」「車騎星×石門星」「牽牛星×鳳閣星」「龍高星×調舒星」「玉堂星×禄存星」です。

最高の相性を持つ中心星の組み合わせの2人は、考えが似通っていたり、共感し深い絆を持っていたり、互いの持ち味を最大限に引き出すことのできる関係性です。

中心星同士の相性が吉となる組み合わせは、「貫索星×龍高星」「貫索星×玉堂星」「石門星×鳳閣星」「石門星×調舒星」「鳳閣星×貫索星」「鳳閣星×調舒星」「調舒星×禄存星」「調舒星×司禄星」「禄存星×鳳閣星」「禄存星×調舒星」「司禄星×鳳閣星」「司禄星×調舒星」「車騎星×禄存星」「車騎星×司禄星」「牽牛星×禄存星」「牽牛星×司禄星」「龍高星×車騎星」「龍高星×牽牛星」「玉堂星×車騎星」「玉堂星×牽牛星」です。

相性の良い2人は、衝突を生みにくく、穏やかで安定した関係を築くことができるでしょう。

中心星同士の相性が凶となる組み合わせは、「貫索星×車騎星」「貫索星×牽牛星」「石門星×牽牛星」「鳳閣星×龍高星」「鳳閣星×玉堂星」「調舒星×玉堂星」「禄存星×貫索星」「禄存星×石門星」「司禄星×石門星」「車騎星×鳳閣星」「車騎星×調舒星」「牽牛星×調舒星」「龍高星×禄存星」「龍高星×司禄星」「玉堂星×司禄星」です。

凶の関係性の2人は、相性が悪いという訳ではなく、むしろお互いの欠けている部分を補い合うことのできる相性の持ち主です。相手の手の届かない部分をカバーし合い、支え合って生きていくことができるでしょう。