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小寒(しょうかん)とは?二十四節気における意味
小寒(しょうかん)は、二十四節気の第23番目にあたる節気で、「本格的な寒さが始まる頃」を意味します。
例年1月5日頃に訪れ、この日を境に寒さが一段と厳しくなることから、「寒の入り」とも呼ばれてきました。
文字通り「小さな寒さ」と書きますが、これは寒さが弱いという意味ではなく、これから迎える一年で最も寒い時期――大寒へ向かう“始まり”を示す表現です。
二十四節気は、太陽の動きを基準に一年を24の区切りに分けたもので、古代中国で生まれ、日本では農業や暮らしの指針として受け継がれてきました。その中で小寒は、冬至を過ぎて日照時間が少しずつ伸び始める一方、気温は最も下がっていくという、自然の流れが大きく転じる節目です。表面的には厳しい寒さが続きますが、内側では次の季節へ向かう準備が静かに進んでいる時期ともいえるでしょう。
小寒はいつ?2026年・2027年の日付
小寒(しょうかん)は、太陽が黄経285度に達する日を基準に定められる二十四節気で、例年1月5日ごろに節入りします。2026年と2027年の暦上の日付は次のとおりです。
2026年(令和8年)
1月5日(月)が小寒の節入り日です。
2027年(令和9年)
1月5日(火)が小寒の節入り日です。
二十四節気は太陽の動きに基づくため、日付が年によって1日ほど前後することがありますが、日本では近年は1月5日〜6日ごろになることが多いです。
※小寒は節入り日だけでなくその日から次の節気・大寒(通常1月20日ごろ)前日までの約15日間を指す期間としても使われます。
なぜ「寒の入り」と呼ばれるのか
小寒(しょうかん)が「寒の入り」と呼ばれるのは、この日を境に一年で最も寒さの厳しい期間へ入ると考えられてきたためです。
小寒から次の節気・大寒、そして立春の前日までをまとめて「寒(かん)」または「寒中」と呼び、古くから特別な時期として意識されてきました。
つまり小寒は、寒さの本番が始まる“入口”にあたる節目なのです。
冬至を過ぎると、太陽の出ている時間は少しずつ長くなりますが、地面や空気に蓄えられた冷えが抜けきらないため、実際の気温はこの頃からさらに下がっていきます。
体感としても寒さが一段と厳しくなり、霜や氷、冷たい風が日常のものとなるため、人々はこの変化をはっきりと感じ取り、「寒に入った」と表現しました。
また「寒の入り」は、精神や生活を引き締める合図でもありました。
寒稽古や寒仕込み、寒中見舞いといった風習は、厳しい寒さの中で心身を鍛え、物事の質を高めるという考え方に基づいています。
小寒と大寒の違いとは?
小寒(しょうかん)と大寒(だいかん)は、どちらも一年の中でも特に寒さが厳しい時期を示す二十四節気ですが、その役割や意味合いには明確な違いがあります。
小寒は「寒さが本格化し始める時期」、大寒は「寒さが極まる時期」と位置づけられており、両者は連続しながらも段階の異なる節目です。
小寒は例年1月5日頃に始まり、「寒の入り」と呼ばれるように、これから厳寒期に入ることを告げる節気です。
冬至を過ぎて日照時間はわずかに伸び始めているものの、気温はまだ下がり続け、体感的にも冷え込みが増していきます。この時期は、寒さに備えて生活を整え、心身を引き締める“準備の期間”とされてきました。
一方、大寒は小寒の次、1月20日頃から始まり、暦の上では一年で最も寒い時期にあたります。実際の最低気温が記録されやすく、自然も人の暮らしも、寒さの影響を強く受ける段階です。ただし大寒は、同時に立春直前の節気でもあり、厳しさの中に「終わり」が見え始める時期でもあります。
つまり、小寒は寒さへ入っていく始まり、大寒は寒さの頂点。小寒で整え、大寒で耐え、立春へ向かう——この流れを意識することで、二十四節気が示す季節のリズムがより深く感じられるでしょう。
小寒の頃の気候と自然の変化
小寒の頃になると、冬の寒さはいよいよ本格化し、年間を通しても冷え込みの厳しい時期へと入っていきます。
朝晩の冷えは一段と強まり、吐く息が白くなるのはもちろん、地域によっては氷が張り、霜柱が立つなど、冬ならではの現象が日常の風景となります。
空気は乾燥し、肌や喉の不調を感じやすくなるのも、この時期の特徴です。
一方で、天文学的には冬至を過ぎており、日の出は少しずつ早く、日の入りはわずかに遅くなっています。
体感としてはまだ寒さが増している最中ですが、自然の内側では確実に春へ向かう動きが始まっているのです。この「寒さの中での転換」は、小寒という節気を象徴する大きなポイントといえるでしょう。
植物の世界では、地上に目立った変化は少ないものの、土の中では芽吹きの準備が進んでいます。落葉樹は葉を落とし、エネルギーを幹や根に蓄えることで、次の季節に備えています。また、野鳥の姿が増え、餌を求めて人里に近づく様子が見られるのもこの頃です。
小寒の気候と自然は、静かで厳しい印象を持ちながらも、実は「ためる」「整える」という重要な役割を担っています。表に見える寒さの裏側で、次の季節へ向かう変化が着実に進んでいる——そんな自然のリズムを感じ取れる時期なのです。
小寒に行われてきた風習とは?
小寒は「寒の入り」にあたることから、古くから心身を引き締め、暮らしを整えるためのさまざまな風習が行われてきました。厳しい寒さを単に避けるのではなく、その力を利用し、鍛錬や浄化、準備の時期と捉えてきた点が特徴です。
代表的なものが寒稽古(かんげいこ)です。
武道や芸事の世界では、小寒から寒中にかけてあえて厳寒の中で稽古を行い、精神力と集中力を高める習わしがありました。
寒さに耐えることで、心を強くし、技を磨くという考え方は、今も多くの分野に受け継がれています。
また、小寒の時期は寒仕込みにも適しているとされてきました。
味噌や醤油、酒などの発酵食品は、雑菌が繁殖しにくい低温期に仕込むことで、品質が安定しやすくなります。
寒さを味方につけ、時間をかけて熟成させる知恵は、自然と共に生きてきた日本の食文化を象徴しています。
さらに、寒中に入ったことを知らせる寒中見舞いを送る習慣も、小寒と深く関わっています。
これは相手の健康を気遣い、無事を祈る日本独自の季節の挨拶です。小寒の風習には、厳しさの中で自分を整え、人とのつながりを大切にするという、日本人の季節観が色濃く表れているのです。
「寒稽古」「寒仕込み」とは何か
寒稽古(かんげいこ)とは、小寒から大寒、立春前までの一年で最も寒い時期に行われる稽古や修練のことを指します。
武道や剣道、柔道、弓道といった身体を鍛える修行だけでなく、茶道・華道・芸能などの芸事においても行われてきました。
厳しい寒さの中であえて身を置くことで、集中力や忍耐力を養い、技や心を磨くことが目的とされています。寒稽古は単なる根性論ではなく、環境の厳しさが余計な雑念を削ぎ落とし、精神を研ぎ澄ませるという、日本独自の修行観に基づいた風習です。
一方、寒仕込み(かんじこみ)は、冬の低温期を利用して食品を仕込む伝統的な製法を指します。
味噌や醤油、日本酒などの発酵食品は、気温の低い時期に仕込むことで雑菌が繁殖しにくく、発酵がゆっくりと安定して進みます。その結果、雑味の少ない、深みのある味わいに仕上がると考えられてきました。
寒稽古が「人を鍛える」風習であるのに対し、寒仕込みは「ものを育てる」知恵といえるでしょう。
小寒と食文化|体を温める知恵
小寒の頃は、一年の中でも特に冷え込みが厳しく、体調を崩しやすい時期です。
そのため日本では、食の力で体を内側から温め、寒さに負けない体をつくる知恵が育まれてきました。小寒の食文化は、豪華さよりも「温める」「巡らせる」「蓄える」ことを重視しているのが特徴です。
代表的なのが、根菜類を使った料理です。大根や人参、ごぼう、れんこんなど、土の中で育つ野菜は体を冷やしにくいとされ、煮物や汁物にして食べられてきました。
また、味噌汁や鍋料理は、温かさとともに発酵食品の力を取り入れられるため、小寒の時期に適した食事といえるでしょう。味噌や醤油といった寒仕込みの調味料も、この季節ならではの恵みです。
さらに、生姜やねぎ、にんにくなどの香味野菜は血行を促し、冷えを和らげる食材として重宝されてきました。
これらを少量加えるだけでも、体の芯から温まりやすくなります。甘酒や粥といった消化にやさしい食事も、弱りがちな胃腸をいたわる意味で親しまれてきました。
小寒の食文化は、寒さに抗うのではなく、受け入れながら体を整えるための工夫の積み重ねです。日々の食事を見直し、無理なく温めることこそが、厳冬を健やかに乗り切るための大切な知恵なのです。
小寒は運気のどんな節目?
小寒は、運気の流れにおいて「切り替えが進む途中段階」にあたる重要な節目です。
冬至を境に運気はすでに上昇へ転じていますが、小寒はその変化がまだ表に現れず、内側で静かに力が蓄えられている時期といえます。
目に見える動きが少ないからこそ、焦らず基礎を整えることが求められるタイミングです。
東洋思想では、冬は「陰」の気が最も深まる季節とされます。
その中でも小寒は、陰が極まる大寒へ向かう直前の段階であり、運気的には“準備と調整”の意味合いが強くなります。
新しいことを無理に始めるよりも、これまでの流れを振り返り、不要なものを手放し、心身や環境を整えることが、後の運気上昇につながると考えられてきました。
また、小寒は一年の中でも精神面が内向きになりやすい時期です。外に向かって動く運気ではなく、自分自身と向き合い、価値観や目標を再確認するのに適しています。この時期に定まった意志や習慣は、大寒を越え、立春を迎えた後に大きな実を結びやすいとされています。
小寒は「まだ動かない節目」。だからこそ、見えない部分を整え、静かに備えることが、次の季節の運気を確かなものにする鍵となるのです。
小寒の時期におすすめの過ごし方
小寒の時期は、一年で最も寒さが厳しくなる入口にあたり、無理に動くよりも「整える」「守る」ことを意識した過ごし方が向いています。
外的な活動を増やすより、生活の基盤や心身の状態を安定させることが、結果的にその後の運気や体調を支えることにつながります。
まず大切なのは、冷えを溜め込まない生活です。
首・手首・足首といった「首」のつく部位を温め、入浴では湯船にしっかり浸かることで、血行を促しましょう。睡眠時間を十分に確保し、体力を回復させることも、小寒の時期には特に重要です。
次におすすめなのが、日常の見直しと整理です。
年末年始の慌ただしさが落ち着くこの時期は、生活リズムや持ち物、考え方を整えるのに適しています。使わなくなった物を手放したり、習慣を見直したりすることで、心にも余白が生まれます。
また、小寒は内面を育てる時間にも向いています。読書や日記、静かな趣味に没頭することで、自分の本音や方向性が見えやすくなるでしょう。
小寒の過ごし方は、派手さはなくとも、立春以降の行動力や成果を支える“土台作り”。静かな時間を大切にすることが、この季節ならではの賢い選択です。
小寒にやるとよいこと・避けたいこと
小寒は、寒さが本格化する節目であると同時に、運気や体調を整えるための「調整期間」です。
この時期に意識する行動次第で、厳冬を穏やかに乗り切れるか、立春以降を軽やかに迎えられるかが変わってきます。
小寒にやるとよいことは、まず心身を温め、守る行動です。
体を冷やさない服装や食事を心がけ、入浴や十分な睡眠で疲れを溜め込まないようにしましょう。
また、生活や仕事の基盤を整えることもおすすめです。予定を詰め込みすぎず、今後に備えて準備や見直しを進めることで、後の行動がスムーズになります。
静かに目標を整理したり、学びを深めたりするのも、この時期に適した過ごし方です。
一方で、避けたいことは、無理な挑戦や勢い任せの決断です。
寒さの影響で体力や集中力が落ちやすいため、過度な運動や無理なスケジュールは不調の原因になりかねません。
また、感情が内向きになりやすい時期でもあるため、焦りからの衝動的な判断や人間関係の摩擦にも注意が必要です。
小寒は、動くための時期ではなく、整えるための時期。やるべきことと控えるべきことを意識し、静かに備える姿勢が、次の季節への確かな一歩となるでしょう。
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